甲状腺の病気
どんな病気があるの?
甲状腺の病気としては、バセドウ病、慢性甲状腺炎(橋本病)、亜急性甲状腺炎、プランマー病(自立性機能性腺腫)、無痛性甲状腺炎、結節性甲状腺種(腺腫様甲状腺腫)、びまん性甲状腺腫、甲状腺悪性腫瘍(乳頭癌、濾胞癌、髄様癌、未分化癌、悪性リンパ腫)などがあります。この中で特に頻度の多い病気は、バセドウ病(日本人女性の200人に1人)と、慢性甲状腺炎(40歳以降の女性の13人に1人)です。
どうやって診断するの
甲状腺の病気は医師による診察(触診など)、血液検査、超音波検査などを行い、必要な場合は甲状腺の穿刺吸引細胞診検査などにより診断されます。
どんな症状がでるの?
自覚症状は大きく分けて,甲状腺ホルモンが過剰に分泌される時の症状と甲状腺ホルモンが不足したときの症状に分けられ、それぞれ特徴がありますが、 いずれにも該当せず無症状の場合もあります。
甲状腺ホルモンが過剰な場合(甲状腺機能亢進症)の症状
- 暑がりで汗かきになった
- 落ち着きがなくイライラする
- 動悸がする、脈が速い
- 食欲はあるのに体重が減る
- 手指の震えがある
- 眼球がとび出てきたような気がする
- 甲状腺全体がはれている(前頸部、のど仏の下)
- 注意散漫、記憶力低下
- 過少月経また無月経
甲状腺ホルモンが不足(甲状腺機能低下)の症状
- 寒がりになった
- 何となく無気力でやる気が出ない
- のどがつまる感じがする
- 甲状腺が全体的にはれている
- 便秘しやすくなった
- 手足がむくみっぽい
- 食欲がないが体重が増えた
- 髪の毛や眉が薄くなった、皮膚がかさかさする
治療
主にお薬による治療が行われます。甲状腺ホルモンが足りない場合はこれを補うお薬(レボチロキシンナトリウム)を使用し、甲状腺ホルモンが過剰な場合は、これを抑えるお薬(チアマゾール、プロピルチオウラシル、ヨウ化カリウムなど)や、症状を抑えるお薬(βブロッカー)を使用します。また必要に応じて放射線治療や外科手術を行う場合があります。



